ノラミ住みつく、役職”副社長”

我社の本社はもともと普通の一軒屋を多少改造して事務所にしているのだが、
外から見ると看板がなければ会社とは気がつかなくとも不思議はない。
気候のよい季節にはベランダを開け、仕事をしているが、
そこから猫が入り込んでくることがある。
以前は会社を代表する年賀状にもなった初代住みつき猫が”ミヤー”という。
残念ながら5年ほどで死んだのだが、その子孫は今も社員宅で健在だとの事だ。

なぜ住みつくのかというと、食べ物をあげるからに他ならない。
それをまた誰も咎めない。だって可愛いのだ。
ミヤーの時は、人が帰るときには外へだすのだが、
翌朝出社するころには玄関で待っていたものだ。
それでも晩年弱ったころは、ずっと社内で生活していたが、
基本的には買い猫ではない、という風にしていた。

動物が社内にいると非常に気持ちが和むものがある。
社内には猫アレルギーの女性社員もおり、痒いとかいうのだが、だっこもしたいのだ。

今年の夏から住みついたのが”ノラミ”である。
わが社の名前のつけ方は商品名で十分いいかげんさが証明されているのだが、
単に野良猫だから”ノラミ”というだけである。
”ミヤー”は泣き声がミヤーミヤーいっていたからという程度だった。

ノラミは、住みついたころは毛艶も悪くやせ細っていたが、
だんだん見た目もよくなってきた。
今のところトイレは外に出てしているが、
もう初雪が降ってもおかしくはない時期なので部屋の中のトイレを彼女がここでするのだ、
と理解してくれるかということだが、どうも本社には猫を飼っている社員が多く
何とかなるのかな、と思っている。
とりあえず長生きしてもらいたいものだ。
ミヤーもノラミもトラネコでとりあえずゴロゴロしている写真掲載、
副社長 仕事にせいを出すの図